オプトトップページ > アンダーピニング工法の施工方法 > その3、鋼管杭圧入
次は、鋼管杭の圧入だよ。
ここからが僕の出番だ!
鋼管杭(鉄のパイプ)を地面の深い場所にある固い地盤まで、僕が押し込むんだ。
僕は一人で最大10tまで力を使えるんだ。それ以上、例えば、大きなビルだったり、橋なんかは、僕じゃまだ無理だから、アニキやオヤジの出番になるんだ。
そう、僕は、普通の家のような狭い場所や小回りが必要な場所で力を発揮するからオプトの社長さんに、この仕事の時は気に入って使ってもらってるんだ。
僕の力が10tまででも、基礎補強をしていなかったら部分的に基礎を壊すくらいの力はあるから、「施工その2、基礎補強」がとても重要になるんだよ!
鋼管杭を固い地盤まで押し込む、その原理は次のような感じです。
この絵と、写真で解る人は、解るかもしれないね!
詳しくは、現地調査に来た営業マンに聞いてもらえたらと思うんだけど、簡単には、家の重さを利用して僕の最大の10tまで打ち込むんだ。
だから、1階建てで軽い家だったり、家の作りが最近の家のようにベタ基礎でしっかりと作られた家じゃない場合は、家のバランスを一番に考えて10tまでいれない時もあるんだ。
だけど、安心してほしいのは、僕は建っている家の重さを利用して打ち込んでるということだから、10tまで打ち込まなくても、家のバランスが崩れそうになるってことは、その家を支えるのには十分な地盤まで鋼管が到達しているということなんだ。
もちろん、鋼管圧入してその状況はオプトのみんながしっかり説明するから、気になることがあったらいつでも聞いてほしいんだ!
新築時に軟弱地盤だということで、固い地盤までコンクリート杭などを打っているけど、傾いたということが稀にあります。
何故かというと、新築時の杭施工に関しては、主に地盤調査に基づいた資料を元に、家が建つ前に固くて丈夫であろうと思われる地盤まで機械で掘削し、そこに杭を施工します。
ですが、地盤調査をした箇所と杭を打つ箇所で例えば3m程度、場所が違ったとします。地面の中の地層がどうなっているかは調査では判別はつかないため、もしかしたら固い層まで杭が到達していなかった場合も考えられます。たとえばそれが10cmだったとしても、家の傾きで6/1000以上の傾きだと、結構気になるという資料があります。これは1mの間で6mmの下がりでの傾きです。
つまり、家そのものは結構精密に作られているため、数mmの狂いで全体のバランスが崩れるのです。
オプトでは、上記のような理由から新築での杭を打つ施工は特に行っていません。それは、曖昧な工事になるからです。ですが、今、行っているオプトのアンダーピニング工法は既に建っている家の重さを利用するため、逆を返せば、今建っている家を支えるのには十分な地盤に向けて確実な施工を行っているといえます。
そのため、工事の内容を聞いた方や、実際に施工をしたものを見た方は口を揃えて、「この工法なら後々、絶対に再沈下することはないし地盤の心配をしなくてよくなるね。」といってもらっています。
もし、新築のときにこの工法でというご要望がある場合は、家の重さがとれるところまで建築した時点でオプトのアンダーピニング工法で杭を打って、その後に床や壁などの造作をしてもらうということも考えられますが、今のところ、その事例はありません。