2020年は、年初より全世界を脅威に追い込んだコロナウィルスの拡大に始まり、年末までまさに「コロナ禍」という時代でした。
コロナウィルスの拡大に恐怖を抱きながらも、年々、世界規模で拡大していく環境変化による災害、熊本での豪雨や河川氾濫、2020年年末の大雪など、気候変動がもたらす災害も止まることがありません。
2020年は、こういった様々な脅威や猛威の中で私たちは何ができていたのだろう?
ということを問いかけているようでした。
戦後から75年という節目でもあった2020年。
高度経済成長を経て1990年代バブルが崩壊したとはいえ、今日の2020年まで技術に支えられて生活環境は大きく変わりました。
世界最先端の技術力の日本という過信。
世界でも高い地位にある経済大国という過信。
ところが、2020年のコロナウィルスでの報道にみられる状況。
ここ数年猛威を奮ってくる災害への対応。
遡って、2021年で10年を迎える東日本大震災で起きた福島原発の後処理は未だ続いています。
2020年は「コロナ禍」という鬼神が、これまでの傲りや過信が半ば幻想かのように現実として突きつけてきました。
2021年、コロナとの戦いは未だ道半ばです。
鬼神はコロナだけではなく多く立ちはだかっています。
もう一度、しっかりと足元を見つめ直し、そして、遠くに広がる希望の未来を思い描きたい。
そのためにはこれまでの己を見つめ直し、日々精進し技術やその裏側にある人との出会い、そして心を磨く。
2020年の「コロナ禍」という大変な時代が、将来、希望に満ち溢れる世界に変えた原点になれたと、振り返って思えるために、2021年、オプトは皆様と邁進して参りたいと強く思っております。
本年も皆様にとって喜び、希望、そして、幸せに満ちあふれた一年となり、
皆様一人一人が活力溢れる幸多き未来が創造されますことを強くお祈り申し上げます。