2015年　新年の希望の言葉「旭日の西日本を」

2014年は私どものホームタウンである広島で全国的に大きなニュースとなりました大規模土砂災害や長野県で起きた長野県北部地震、御嶽山の噴火、そして年末の日本海側を中心とした豪雪と年々大きくなっているように感じる天災に悩まされた年でした。

2011年に起きた東日本大震災以降、年々こういった天災の事故がニュースから報道される機会も多くなり、災害の被害状況には耳を塞ぎたくなる思いと心をひどく締めつけられる思いにかられます。

ですが、片方で、地元広島で起きた災害には全国から多くのボランティアの方がかけよっていただけたり、御嶽山のときの自衛隊の方々の必死な救助など「人と人の繋がり」「人と人の心のふれあい」といった目には見えないですが、沢山の心暖まる思いを受ける機会を得れたのも幸か不幸かこういった災害があったから生まれた「絆」なのかと感じることもあります。

自然の猛威という、制御することができない力に対し我々人類は発展という力を武器にある種傲慢に立ち向かったけれども、想定外という言葉で表されるように目の前で大敗北をつきつけられている。そんな気がします。

これから、年を重ねる毎に災害が強くなっていくのか。それとも、穏やかに落ち着いてもらえるのかはわかりませんが、少なからず自然の猛威と共に共生をしていかなければならないという事実にはかわりません。

そういった中で、毎日を自然の猛威に脅かされて恐怖の中で生活をすること、それは、ひとつの不幸すらもたらすかもしれません。が、人類の力ではどうすることも出来ない猛威にさらされたけれども、「人と人の繋がり」「人と人の心のふれあい」から、一つの光明をみいだし、それぞれの心で「負けるな」と自らを問いただすことで、猛威と共生し新たな幸せへの道が開けると信じています。

この度の新年に掲げた希望の言葉「旭日の西日本を」

旭日には古来から、光線が四方八方に苦もなく広がる意匠からとれるようにハレを表現した意匠です。

この旭日の意匠に表されるような明るい光線が日本全国の四方八方に広がる。そんな一年となるよう本年も邁進して参ります。

本年も皆様にとって希望と幸せに満ちあふれた一年となり、皆様一人一人が旭日の中心となりますます明るい未来が創造されますことをお祈り申し上げます。