表題の前書きになりますが、9月15日に、東日本大震災から3年半ぶりに国道6号線の通行規制が解除されたこと。
色々な意見が交錯しておりますが、震災以後、福島原発によって分断されていた地域と地域、そして入る事すら出来なかった地域を通行できるようになったということを喜ばしく思います。
震災以降、復興支援という形で福島、特にいわき市、相馬市、郡山市などや宮城県、茨城県の水戸市から北部の北茨城町の多くの方にお会いし、生活再建のわずかながらのお力になれた事、そして、その出会いを通じ多くの力強いお言葉をいただいたこと、なによりも人と人のふれあいの温もりを頂けたことに感謝しています。
そういった方々とのふれあいがあり、お話を伺う中で、東日本大震災は天災で福島原発も未曾有の大惨事となり、どうしようもないことなのかもしれないですが心の奥底でのやるせなさをいつも感じておりました。そういった気持ちの面で今回の通行規制解除によって道の通行ができることから、人と人のふれあいであったり地域の人の繋がりを少しでも近づけてくれることだろうと信じております。
反対の意見で、もちろん放射能汚染が広がるといったことも重々受け止めて、政府のだされたように不要なときはまだ安心して通れるとまではいかないためルールを守って安全に通行できるよう気を配らなければならないと感じております。
前置きはここまでとして、表題の東北の方への感謝の感謝の気持ちですが、先日の広島での土砂災害の際には、東北や北関東の方からすぐに「テレビで大変なことになっていますが、大丈夫ですか?」とお気遣いをいただいたこと、本当に人と人の繋がりがとても素晴らしいものであると実感した次第です。
広島の大規模土砂災害から、1ヶ月と少し経ちましたがボランティアセンターなどの前を通りかかると、全国各地から寄せられる支援物資や温かいメッセージが目に入ります。東北の色々な地域から寄せられる言葉の中に、「自分たちが大変だったときに、全国の方々が温かい気持ちを届けてくれたことが何よりの力になったから、今度は自分たちが何かできることは還していきたい。」そういった言葉を伺うと、私たちも東日本大震災の時にはわずかばかりでも東北の方々の力になれた、そして、今回は、思わぬ形で愛情を受けていると胸の奥が熱くなります。
そう考えると、人の愛情は誠意によって連鎖していくのだなと感じます。
オプトは、小さな一企業ではありますが、これからも今まで以上に世の中へ愛情や誠意、そして力を与えていける企業になりたいと、また胸の奥が熱くなってきます。
また、昨今の異常気象で全国各地で甚大な被害がでることも多くなってきており、また何かの力になれる際には、すぐに力になっていきたいと強く感じております。
このような気持ちになれたのも、東北の方々との繋がりや今回の土砂災害で多くの心とふれあうことができたからだと感じております。
東北の方々、広島の方々、そして全国の方々に、ありがとうと深く感謝しています。
「大悪起れば大善きたる」とありますが、まさに悪があったことで、人と人という原点に立ち返る大善を得ることができたのだと、また、明けない夜は無いなどのように、人と人のふれあいがなくなることが無い以上、常に最善の未来がくると心を強く持つ所存であります。