工事時期: | 2017年4月 |
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工事内容: | アンダーピニング沈下修正工事 (家の傾き修正) |
基礎の形状: | ベタ基礎 |
鋼管杭箇所数: | 13箇所 |
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鋼管杭最長圧入長さ: | 3.1m |
最大圧入t(トン)数: | 10t |
基礎補強長さ: | 29m |
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ジャッキアップ(持ち上げ)箇所数: | 11箇所 |
ジャッキアップ(持ち上げ)量: | 70mm |
家の傾きの施工前の状態から、どのような工事内容を行って、
最終的にどのような形で工事を終えたのかを紹介しています。
ベタ基礎のしっかりとした基礎の家でした。家屋全体はかなり広いのですが、図面右上が極端に傾きをもっていました。掘削工事のときにわかったのですが、雨水管などが割れていたりしたため、そこから水がもれて地面の土をさらっていっていたというのも地盤沈下の原因だと思われます。
は鋼管杭を圧入する箇所
は基礎補強・帯鉄板で補強を行う箇所
施工計画では、地盤沈下を起こして家が傾いている箇所を重点的に杭で支える部分矯正の計画をたてました。
施工前、サッシや引き戸が開け閉めできないという現象もありましたので、地盤沈下で家が傾いたことでバランスを悪くしていることが原因と思われます。施工計画ではそれらも可能な限り良くなるように計画を立てました。
これだけ広い家ですが、ほぼ水平な状態にすることができました。そして、施工前に懸念されていた配管が割れていたことでの地盤沈下やサッシや引き戸などの不具合も工事後は、家の傾きを直し再沈下を防止していますし、今回の工事で割れが発見された配管も復旧、サッシや引き戸も計画時に立てた計画でしっかりとよくなり開け閉めも通常通りできる様になりました。
家の傾きが原因でいろんなところに影響がでてきますので、表面的な修復よりまずは大元の原因を改善することはとても重要だとこの工事を通じて感じました。
Before
After
Before
After