工事時期: | 2020年9月 |
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工事内容: | アンダーピニング沈下修正工事 (家の傾き修正) |
基礎の形状: | ベタ基礎 |
鋼管杭箇所数: | 18箇所 |
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鋼管杭最長圧入長さ: | 7.8m |
最大圧入t(トン)数: | 10t |
基礎補強長さ: | 43m |
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ジャッキアップ(持ち上げ)箇所数: | 18箇所 |
ジャッキアップ(持ち上げ)量: | 70mm |
家の傾きの施工前の状態から、どのような工事内容を行って、
最終的にどのような形で工事を終えたのかを紹介しています。
家の傾き修正前の計測状況です。熊本地震での被害で家の傾きが生じていました。基礎はベタ基礎で最大で70mmの傾きがありますが、全体的に均一に傾きがあるため基礎部分での損傷は特に見られない状況でした。
は鋼管杭を圧入する箇所
は基礎補強・帯鉄板で補強を行う箇所
施工計画は、家全体が大きく傾いていたために家全体を鋼管杭でしっかりと支えて水平に保てるようにし、かつ家のバランスを保たせることやたわみ防止なども考慮した計画としています。
家の傾き修正後の計測結果です。施工計画通り家全体のバランスをよくした状態で家全体を水平に戻すことができました。大きな地震の被害で家が傾くことがよくあります。ベタ基礎での場合は、杭本数は増えるため費用が高額にはなりますが、今回の施工事例のように水平に戻すことは可能なケースが多くあります。