工事時期: | 2017年6月 |
---|---|
工事内容: | アンダーピニング沈下修正工事 (家の傾き修正) |
基礎の形状: | ベタ基礎 |
鋼管杭箇所数: | 14箇所 |
---|---|
鋼管杭最長圧入長さ: | 24.6m |
最大圧入t(トン)数: | 10t |
基礎補強長さ: | 34m |
---|---|
ジャッキアップ(持ち上げ)箇所数: | 12箇所 |
ジャッキアップ(持ち上げ)量: | 95mm |
家の傾きの施工前の状態から、どのような工事内容を行って、
最終的にどのような形で工事を終えたのかを紹介しています。
熊本地震の影響で傾いたとのことです。建築当時から地盤が悪かったのか建築時に沈下防止のコンクリート杭が施行されていましたが、そのコンクリート杭ごと沈下してしまったようです。ベタ基礎のしっかりとした基礎の家でしたので家全体が均一に傾いている状態でした。
は鋼管杭を圧入する箇所
は基礎補強・帯鉄板で補強を行う箇所
施行計画では全体矯正を行うことでしっかりと全体をよくする計画としました。
また、もともと懸念されていた地盤があまりよくないということも踏まえて鋼管杭の径を通常つかうものより一回り太くしました。
全体矯正での家の傾き修正だったので、家全体の傾きはなくなりほぼ水平になりました。また、建築当初に施行されていたコンクリート杭があったのに沈下したというのは、おそらくは地盤調査をした地盤の深さが均一ではなかったことによるものだと思います。オプトの杭施工の場合は、建物がすでに建っていてその建物の重さ利用し支えるのに十分な深さまで杭を施工するため施工後の再沈下はなくなります。