工事時期: | 2020年3月 |
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工事内容: | アンダーピニング沈下修正工事 (家の傾き修正) |
基礎の形状: | 無筋布基礎 |
鋼管杭箇所数: | 2箇所 |
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鋼管杭最長圧入長さ: | 2.1m |
最大圧入t(トン)数: | 7.5t |
基礎補強長さ: | 10m |
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ジャッキアップ(持ち上げ)箇所数: | 2箇所 |
ジャッキアップ(持ち上げ)量: | 50mm |
家の傾きの施工前の状態から、どのような工事内容を行って、
最終的にどのような形で工事を終えたのかを紹介しています。
家の傾き修正前の初期計測状態です。今回は以前に傾きがある状態でリフォームを行い、そこがさらに再沈下をしたとのことでの相談でした。そのため、家全体の計測をして傾きがところどころででているのがわかる状態となっています。
は鋼管杭を圧入する箇所
は基礎補強・帯鉄板で補強を行う箇所
家の傾き修正の施工計画です。沈下がありリフォームをして再沈下をした場合、床のレベルをどの状態に戻すのかによって大変難しい工事となります。今回は初期計測の図面左下も気になっていたのですが、お施主様との打ち合わせの結果一番傾きを感じてお困りの図面右下の箇所を部分的に直す工事として計画しました。
家の傾き修正の施工完了後の結果です。修正箇所でもまだ沈下量が残っていることがわかるのですが、上記したリフォームなどの時期の状況と現状の家の状況を加味して家全体がバランスがよくなる状態でジャッキアップを止めているため数字として傾きを残す結果となっています。もちろん、ジャッキアップで持ち上げることは可能ですが家のバランスが悪くなると傾きを感じることや雨漏りなどの原因にもつながったりといろんなところで不具合を発生させる原因となります。そのため、一番家のバランスがよいところでジャッキアップを止めておくというのが重要となる難しい工事です。