工事時期: | 2019年8月 |
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工事内容: | アンダーピニング沈下修正工事 (家の傾き修正) |
基礎の形状: | ベタ基礎 |
鋼管杭箇所数: | 10箇所 |
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鋼管杭最長圧入長さ: | 5.8m |
最大圧入t(トン)数: | 10t |
基礎補強長さ: | 24m |
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ジャッキアップ(持ち上げ)箇所数: | 9箇所 |
ジャッキアップ(持ち上げ)量: | 50mm |
家の傾きの施工前の状態から、どのような工事内容を行って、
最終的にどのような形で工事を終えたのかを紹介しています。
家の傾き修理施工前の計測状況です。基礎がベタ基礎のため家全体でなだらかに玄関側に向かって傾きがありました。傾きの原因としては、明確ではないですが前面道路に凹みがあり駐車場にも土間コンクリートのひび割れなどみられたため道路側が地盤沈下を起こして家が傾いたという状況かと思われます。
は鋼管杭を圧入する箇所
は基礎補強・帯鉄板で補強を行う箇所
施工計画ではしっかりと施工された丈夫なベタ基礎であったこともあり、傾きが多く見られる図面右下から家の外周で傾きのある面を中心に持ち上げる計画を立てました。丈夫なベタ基礎とはいえ片側だけで持ち上げようとすると中央部でたわみの原因にもなるため、2箇所たわみ防止で杭を施工をしています。
家の傾き修正施工完了後、施工計画通りしっかりと家全体の傾きがなくなりました。道路面の地盤沈下は交通量が多い場合は車の振動などで進行も早くなります。今回のように杭で家を支えていると地面の振動も少し和らぎ地面が沈んでも家そのものは杭で支えられているため再沈下で家の傾きを生じなくなります。お客様にもしっかりと安心していただけました。