工事時期: | 2017年5月 |
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工事内容: | アンダーピニング沈下修正工事 (家の傾き修正) |
基礎の形状: | 1階外壁と一体のコンクリートブロック基礎 |
鋼管杭箇所数: | 13箇所 |
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鋼管杭最長圧入長さ: | 9.7m |
最大圧入t(トン)数: | 10t |
基礎補強長さ: | 30m |
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ジャッキアップ(持ち上げ)箇所数: | 13箇所 |
ジャッキアップ(持ち上げ)量: | 220mm |
家の傾きの施工前の状態から、どのような工事内容を行って、
最終的にどのような形で工事を終えたのかを紹介しています。
施工前の家の傾きの状況です。家の構造が今回は鉄骨造とコンクリートブロックや木造、コンクリートの独立基礎などなど、複雑な形状をしていました。
傾き自体も全体で結構な傾きがあり、かつ歪な傾きだったので計画が難しいだろうと想定していました。
は鋼管杭を圧入する箇所
は基礎補強・帯鉄板で補強を行う箇所
施工計画では建物外周にあるコンクリートブロック基礎を持ち上げる計画にしました。また、コンクリートブロックで高さを持たせてある基礎だったために、持ち上げることでブロック同士がずれてしまうことを懸念して補強用の鉄板を取り付けました。
工事完了後、家全体の傾きをほぼなくすことができました。基礎はコンクリートブロックで慎重な作業が必要でしたが、主構造が鉄骨造だったために建物外周だけを持ち上げることで、建物真ん中のたわみなどは発生しなかったのは幸いでした。
土間コン撤去
掘削
コンクリートブロック基礎 補強
コンクリートブロック基礎 補強
アングル施工
コンクリートブロック基礎 補強
アングル施工
溶接繋ぎ
ジャッキアップ後
ジャッキアップ後
固定溶接
杭頭処理
基礎下モルタル注入
防錆剤塗布
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